弁護士紹介

Yuto Mukai

弁護士

向井 悠人

プロフィール

血液型

A型

趣味

映画鑑賞

バーバーショップ

コーラス鑑賞

読書

平成2年

鹿児島県与論島生まれ

平成21年

与論高校卒業

平成25年

九州大学法学部卒業

平成27年

司法試験予備試験合格

平成28年

九州大学法科大学院卒業

司法試験合格

平成29年

福岡県弁護士会に弁護士登録

特に関心をもって取り組んでいる分野

  • 交通事故
  • 相続に関すること
  • 労働をめぐる紛争
  • 不動産をめぐる紛争
  • 債務整理
  • 離婚など家族関係の問題

地域活動

筑紫野市商工会青年部

弁護士会活動

  • 情報問題対策委員会
  • 中小企業法律支援センター
  • 公害・環境委員会

弁護団活動

  • 九州建設アスベスト訴訟弁護団

みなさまへ

お悩みを一緒に解決するため、力を尽くして参ります。どうぞ、お気軽にご相談ください。

理不尽さに苦しめられている
人たちのために働きたい

Q. 弁護士を目指したきっかけは何ですか?

A. 私は鹿児島県最南端の与論島で生まれ育ちました。与論中学校では「男子は丸刈り」という校則があったのですが、中学生ながら、その校則の理不尽さに立ち向かおうと、「丸刈りは廃止する」という公約で生徒会長に立候補しました。
校長先生や教育委員会と話し合いはしましたが、「校則を変えるつもりはない」の一点張り。その壁は厚く、校則を変えることはできませんでした。
このときの経験から「理不尽さに立ち向かう力がほしい」と思い、弁護士になろうと決めました。
与論島に高校は一つしかなく、本格的に受験勉強する仲間はいなかったため、2つ上の兄と共にがんばりました。私が中学3年、兄は高校2年。「俺もがんばるから一緒にがんばろう」と励まされ、同じ部屋で勉強に打ち込みました。私が高校生になったとき、兄のがんばりを知っていた先生がいて、環境を整えてくれたこともありがたかったです。塾はなかったため特別授業をしてくれ、九州大学法学部に進学することができました。
 

Q. 新天地での生活はどうでしたか?

A. 与論島は平和なので鍵をかけないんですよ。大学生になって初めて、自転車や家に鍵をかけるようになりました。高校時代は吹奏楽部で、音楽が楽しいなと思っていたので、大学では男声合唱団に所属、今でも歌うことは大好きです。
人生で一番勉強したのは、法科大学院時代。朝の7時に出かけ、夜10時に帰宅。家には寝に帰るだけ、あとはすべて勉強一色です。どうしてそんなにがんばれたかというと、これ以上、与論島の両親には負担がかけられないという思いが強かったから。もし不合格なら、バイトをしながら司法試験勉強しなければならない。そんなに甘い道ではないことは分かっていました。不合格だったらほかの道に進むしかなかったんです。そのプレッシャーがいい方向に働き、無事に合格できたのだと思います。
 

Q. ちくし法律事務所へ入所した経緯は?

A. 司法修習生の同期が、ちくし法律事務所の田中弁護士のもとで修習をしていて、社会正義のためにがんばっている事務所だと教えてもらいました。自分がこの先どんな弁護士になりたいかと考えた時、企業の法務などではなく、理不尽さに苦しめられている人たちのために働きたいという思いがあったので、志望しました。中学校での校則事件は以来、権力には懐疑的になりました。合理的な理由もなく、押し付けられる理不尽さ。あのくやしかった気持ちが、私の進む道を決めたと思っています。
 

Q. ちくし法律事務所だから経験できたことはありますか?

A. 入所後、先輩方が取り組んできた「じん肺訴訟」「ハンセン病訴訟」「C型肝炎訴訟」などの闘いの歴史に圧倒されました。これらはとても解決がむずかしい事件です。裁判が困難を極めることはもちろん、国を動かすためには裁判だけじゃダメ。裁判外での戦略が必要です。世論を喚起する運動、政治家には「こういう解決をしろ」と、具体的な方法を提示して解決を迫る。政治も分かっていないといけない。多方面からの緻密な戦略が必要で、それを成し遂げたことを目の当たりにして、多くを学びました。
私は、入所前から「建設アスベスト訴訟」を一緒にやろうと言われていて、新人のときから弁護団に参加させてもらいました。私が弁護士3年目のとき、弁護団では一番若かったので、「勝訴」の旗出しを任せてもらいました。2019年11月11日、困難を乗り越えたうれしさは、今でも忘れられません。
広告をたくさん出している事務所に所属している弁護士は、借金整理や離婚問題など一般事件ばかりを手がけていて、社会正義のために働いている人は少ないです。話を聞いてみると、仕事の自由度もなく、本部の指示を仰ぎながら会社員のようだといいます。私はちくし法律事務所だからこそ関われた弁護団活動などを通し、弁護士になった醍醐味が味わえていると感じています。
 

Q. それらの経験をどのように生かしていますか?

A. 弁護団での経験では問題解決能力が鍛えられます。どう書面を書いていけば裁判官を説得できるのか、どう反論すれば相手の主張を打ち崩せるのか、どう尋問すれば相手の証人の信用性を崩せるのか。裁判では一番重要な力が身についていくのです。
裁判で勝つのがむずかしい案件であっても、どうしたら良い判決を書かせられるか、それは離婚や相続など、身の回りで起こる事件にも通じる話です。最近の弁護士事務所は「離婚専門」「借金専門」など専門性をうたっているところが多いですが、難易度が高い集団訴訟で鍛えられていれば、地域の困りごとも解決できます。両者は決してかけ離れたものではないと思っています。
 

Q. 話を聞くときに配慮していることはありますか?

A. 相談者は、悩みごとで気持ちが沈んでいる方が多いので、元気づける意味でも、明るく接することを心がけています。依頼者はいろいろな悩みを抱えておられ、思いを吐きだせるところがありません。まずはしっかり話を聞き、一緒に問題を整理し、解決策も一緒に考えます。依頼者と弁護士は互いに信頼関係を築くことで、問題解決に向かうことが重要だと考えています。
私は法科大学院時代に、種子島での出張法律相談に参加したことがあります。自分が与論島出身ということもあり、島の法律相談の現状を知りたいと思ったからです。島には気軽に利用できる距離に法律事務所がなく、法律相談ができずに悩みを解決できない方がたくさんいらっしゃいます。今の時代は画面越しでの法律相談ができるのかもしれませんが、対面でしか伝わらないことがたくさんあると感じています。
 

Q. 相談を迷っている方に伝えたい思いはありますか?

A. まずは、誰かに相談してみることが、依頼者にできる第一歩です。「こんなことを弁護士に相談していいのかな?」と思うかもしれませんが、悩みを一人で抱え込むと、考えが同じところを行ったり来たりしてしまいます。
相談内容はまとまっていなくても大丈夫です。何を相談したらいいか分からないときは、一緒に悩みを整理するところから始めましょう。「話すことで楽になった」と、多くの皆さんが言われます。
その人が抱えている負の部分を解消して、前向きで幸せな人生を送るための助けになりたい。あなたがどれだけ幸せに暮らせるかという視点から一緒に考えましょうと、依頼者にはいつも伝えています。
一緒に問題に立ち向かっていく中で、依頼者はどんどん元気になり表情も明るくなっていきます。最後、解決したときに「ありがとうございました、本当に良かったです」と帰る姿を見送るとき、弁護士になって良かったなと感じます。